幼稚園や小学校に入園や入学し子供が学校に行き始めると、やっと自分の時間ができる!子供が居ない時間に何をしようかな?と今まで子供と四六時中一緒だったママにとっては、寂しいような嬉しいような時間ですよね。
小さい子供相手に四六時中ずっと一緒というのは、いくら愛する子供が可愛くても時にストレスになります。そして子供が学校に通いだし、やっとストレスから解放されると思っている方・・・まだ早いです。
学校に送り出すまでの朝の支度これに毎日頭を悩ませ、時間がないのに用意をしてくれずついついイライラしてしまう方も多いと思います。そんな私も朝の用意はいつも時間に追われ、用意をなかなかしてくれない子供につい大きな声を出すこともあります。
この朝のバタバタを引きずり午前中のやる気が起きないというママもいるのではないでしょうか。それくらい朝の支度には時間と労力がかかります。今回はそんなママの朝の支度をスムーズにできるかもしれない子供のお支度ボードを100均でDIYしてみました。
お支度ボードとは
忙しい朝に子供がなかなか用意をしてくれずイライラしたことはありませんか?
この朝の支度を子供が自分から進んでしてくれたら、どんなに楽になることでしょう。そんなママたちを助けてくれるアイテムがお支度ボードです。
お支度ボードとは子供たちの朝の支度や帰宅後にしなければならない事をリスト化し、子供たち自身に自主的に支度をしてもらうアイテムです。子供版TO DOリストといったところでしょうか。今何をしなければならないのか、何が終わっているのかを見えるようにすることで、用意や支度の流れを子供たち自身で把握することができます。
始めは上手くいかないかもしれませんが、根気よく子供と練習することで自分一人の力で用意ができるようになります。
我が家ではこのお支度ボードを導入したおかげで、朝のルーティーンがしっかりとでき、子供の自主性が育ってきたなと感じます。朝のバタバタを少しでも解消したくて、お支度ボードを作りましたが子供自身も喜んでいて、作って良かったなと感じています。
お支度ボードで自立心を育むお手伝いをする
幼稚園や小学校に行くまでは、ほとんどの事をパパやママがやってくれていました。しかし学校に行きだすと自分一人ではなく、集団の中で生活しなければなりません。
自分のことは自分で計画性を持って行動できると、学校生活はより楽しくなると思います。そんな子供たちの自分で考えて、自分で行動する自主性を育むことはこれからの生活に必要になるのではないでしょうか。
自主性が育つと子供たちの行動範囲は広がり、こちらも怒ることが少なくなります。しかしお支度ボードでこの自立心を育てられるかという事ですが、この支度ボードなかなかよくできたて、最初は子供ができる簡単なものから始め、できてくると、少し難しくするか新しい項目を増やします。
そうすると自然と子供は達成感と新しいことを始めるドキドキ感が味わえ、楽しくなるようです。
また我が家ではお支度ボードを全てこなし時間が余るとご褒美制度を導入しています。これのおかげで朝の支度をどうすれば時間短縮できるのか、自分で工夫して考えています。忙しい朝子供はママに言われる前に、ママは子供にイライラすることなく支度ができるので、子供もママも気持ちよく朝を過ごせ、自分の事は自分でという子供の自立心を育てられる良いアイテムだと思います。
お支度ボードは100均作れる
我が家でもお支度ボードをいざ導入しようと考え、インターネットなどで良いものがないか探していましたが、なかなかありませんでした。
その理由に用意の仕方や必要な準備は、その家庭によって十人十色ということ、年齢により準備する項目が違うというのもあるのかなと思いました。既製品の物は可愛く、オシャレなデザインのものもありましたが、「この項目は必要ないかな。」ということもありました。
そしてまだまだ種類が少ないのも現状です。このような点から今回我が家のお支度ボードは子供用にカスタマイズし自分で作ることにしました。そして後々に項目を増やしたり、自宅のインテリアに合うように作りたかったので、今回は材料費が抑えられる100均で全て揃える事にしました。
感想は100均で十分な仕上がりということ。子供も喜んで使っていますし、作り方も簡単ですぐに出来ました。すぐに使わなくなる項目や新しい項目の導入など、入れ替わりもあるので100均で十分かなと感じました。
お支度ボードを作るにあたり購入したもの
我が家のお支度ボードは冷蔵庫で使用したかったので、マグネット系の物を多く揃えました。
その他にもホワイトボードでも代用できます。押しピンなどを使うと危ないので、マグネット形式で使うのがおすすめです。また紙やシールなどは使い捨てのためコストもかかります。子供自身もマグネットは使いやすそうです。
- 両面使えるマグネットシート
- 書けるマグネットシート
- マグネットフック
- 収納ポケット
- 透明テープ(幅広)
- 両面テープ
今回作ったお支度ボードは簡単で材料も少ないです。私は夕方や夜の準備にもこのお支度ボードを使うので多めに購入しましたが、大体700円くらいで揃うと思います。
お支度ボードの作り方
- 書けるマグネットシートを適当な大きさにカット
- 書けるマグネットシートに絵を描くまたはプリントした物を両面テープで貼る(私は絵が苦手なので、ネットのフリー素材で取らせていただきました)
- 透明のテープでコーテイング(使い続けると劣化してくるので)
- 両面マグネットシートにマスキングテープでデコレーション(自分や子供の好みに合わせて変えられます)
- マグネットフックと収納ポケットを冷蔵庫横に掛ける(普段はここに収納し見えないようにするため)
本当にこれだけで簡単にできてしまします。時間にして30分~1時間弱だったと思います。私はフリー素材のテンプレートを切って貼っただけなので、かなり短時間で出来ました。イラストをご自分で書かれる方はもう少しかかるかもしれません。
お支度ボードの実際の使い方
まず冷蔵庫の上の段に夜のうちに、朝の支度分をセットしておきます。そして子供が朝起きてきたら、このマグネットを見てできたものから下のパネルに移動していくという流れです。
全ての用意が終われば子供は自分で、このセットを収納ポケットに直して出かけてくれます。そして我が家のでは夕方と夜もこのお支度ボードを使っているので、帰ってくるまでに、帰宅後のやる事リストをセットしておきます。このルーティーンを平日は行っています。
これは収納した状態です。来客がある時や使わない時などは、全てここに収納してすっきりできるようにしています。ここに収納する事でお客様からも見えないので便利です。また収納ポケットは子供がお片付けしやすいよう低めの位置に設定しています。 マグネットフックで引っ掛けているので、子供の成長に合わせて高さをあげることもできます。上から朝、夕方、夜と場所も分けられるように、3段の収納ポケットを使用しています。
子供の反応
始めはよく分からないといった反応でした。
しかし自分専用の何かということが分かり、嬉しそうでした。子供は自分専用というものに惹かれるようです。作った次の日から使い始めましたが、最初の1週間は少し大変でした。用意の手順が分からず、私が付きっきりで教えるといった感じで朝バタバタしました。
しかし慣れてくると、起床後すぐにこのマグネットを確認して行動するようになり、朝の支度がスムーズになりました。子供自身も親に怒られたり、せかされることなく用意できるため、気分がいいようです。
いまでは用意が早くできたご褒美が欲しいために、どれだけ早く用意を終えられるか自分で試行錯誤しています。このお支度ボードのおかげか、支度だけでなく最近自分の事は自分でしてくれるようになりました。
お支度ボードの改善点
急いでいる時の臨機応変に対応しにくい
朝寝坊などしてかなり急いでいる時にやる事リストを飛ばしたいと思うことがあります。しかし子供には大人の臨機応変は通じません。全部を一人でやりたいという自立心がこんな時は大変です。お支度ボードを行うには時間のゆとりと覚悟が必要です。
紙の部分が剝がれてくる
今回のお支度ボードについてですが、透明テープで保護していますが、毎日使っているうちに端から剝がれてきます。剥がれたら補強し直しています。
マグネットの力が弱い
100均ということもあるかもしれませんが、マグネットの力が少し弱く滑ることがあります。あまりにも滑る場合はシートタイプではなく、通常のマグネットで代用してもいいと思います。
お支度ボードの追加機能
我が家ではこの他に時間までに支度が自分で出来た場合、ご褒美プレートを渡しています。
朝か3時頃の時間のみこのご褒美プレートを出せるルールを決めています。ご褒美プレートを導入したことで子供の用意が更に早くなりました。また時間感覚も意識して欲しいので100均で購入した時計の裏に磁石をはり、「何時までにこの準備をしてね」と指示しています。
この2つを使うことでお支度ボードも更に使いやすくなりました。
まとめ
ここまで子供のお支度ボードについてご紹介しましたがいかがでしたか。
朝の支度はママだけでなく子供にとってもストレスだと思います。朝からあれをしなさい、これをしなさいとうるさく言われるのです。ママ自身も朝からバタバタして疲れますよね。家族で気持ちよく過ごせるようにお支度ボードを使ってみてはいかがでしょうか。
そして最初は子供の様子を見ながら項目を少なめにし、成長を見ながら少しずつ項目を増やすことおすすめします。いきなりたくさんの項目を増やすと子供たちも大変だと思います。今回DIYしたお支度ボードは全て100均で揃えました。 時間も費用もかからない手軽なものになりますので、朝のストレスから解放されるお支度ボードをみなさんも一度ぜひ挑戦してみてください。